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2019年3月2日(土)

京都の景観保全して

穀田氏 ホテル建設高さ規制を

写真

(写真)穀田恵二議員

 日本共産党の穀田恵二議員は2月27日の衆院予算委員会分科会で、オーバーツーリズム(観光客の過度な集中)の弊害と京都の“まち壊し”について質問し、特に文化財保護法で国が「名勝」と指定する「無鄰菴」(むりんあん)隣接地でのホテル建設で「高さを規制し、景観を保全するよう」強く求めました。

 「無鄰菴」は、国が「重要文化的景観」として選定した地域にあり、住民は「京都市眺望景観創生条例」に基づく眺望景観を保全するよう求めています。

 穀田氏は、京都市からの「申出書」を受けて選定した文部科学相の責任と文化庁の「文化的景観保護推進国庫補助事業」の趣旨に言及し、「ホテル建設で眺望景観が台無しになる。市が京都全体の文化的景観の継承に向けた取り組みの橋頭保とまで書いた『選定申出書』の履行を求めるべきだ」とただしました。永岡桂子文科副大臣は「文化財保護法など関連法令に基づき京都市が判断される問題であるが、市から相談があれば適切に対応したい」と答弁しました。

 穀田氏は、「景観はいったん壊されれば元に戻すことは困難を極める。景観を破壊してしまっては未来にわたって大きな禍根を残す」と国のイニシアチブ発揮を求めました。


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