2019年2月28日(木)

ハノイから世界へ

米朝会談　報道陣も集結

（写真）２７日、ハノイに置かれた国際メディアセンター（山崎伸治撮影）

　ベトナムの首都ハノイで２７、２８の両日開かれる２回目の米朝首脳会談と関連行事を世界に発信しようと、海外の報道陣が当地に集まっています。同国情報通信省によると、その数は約４０カ国・地域、２００超の報道機関から３０００人に上ります。

　次々と予定されている行事についての情報や、生中継映像などが提供される「国際メディアセンター」は、１９８５年に落成の「文化宮殿」と、それに隣接する「ハノイ国際展示場」に置かれています。同宮殿は日頃、国内諸団体の集会・会合や文化行事に使われており、３月にもコンサートが予定されています。

　３３０人を超える米ホワイトハウスの記者団がセンターの一角を占めています。当初、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が滞在するメリアホテルに独自のセンターを設けていました。ところが、２６日になってベトナム当局が国際メディアセンターへの移動を通告。正恩氏との“接触”を懸念したものとみられますが、急な話に記者団から不満の声も上がりました。(ハノイ＝山崎伸治)