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2019年2月28日(木)

核なき世界へ国際共同を

ビキニデー国際交流会議

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(写真)国際交流会議で交流する参加者=27日、静岡市葵区

 「2019年3・1ビキニデー」諸行事が27日、静岡市で始まりました。初日の原水爆禁止日本協議会(日本原水協)全国集会の国際交流会議は、米国、韓国、リトアニア代表を含む120人が参加し、「2020年・被爆75年、核兵器のない世界へ共同と行動を」「核兵器禁止、憲法9条を守りいかす日本を実現しよう」をテーマに議論しました。

 パネリストの日本原水協事務局次長・国際部長の土田弥生氏は、2020年が核兵器禁止条約発効、NPT(核不拡散条約)再検討会議などをめぐり重要な局面を迎えるとのべ、日本政府に禁止条約への参加を迫る大きな運動をつくること、国際的には核保有国・核依存国の政府に禁止条約への参加とNPT合意の実行を迫る国際的な共同行動を呼びかける運動をと呼びかけました。

 韓国の韓神大学統一平和政策研究院先任研究員の李俊揆(イ・ジュンキュ)氏は、朝鮮半島の平和構築について発言。「韓国と日本の市民連帯が力を出さなければならない時期」と語りました。リトアニア緑の党のゲディミナス・リムデイカ氏は、リトアニア国会と政府施設内で開いた原爆展が大きな反響を呼んだことを紹介しました。

 米国の「平和・軍縮・共通安全保障キャンペーン」代表のジョゼフ・ガーソン氏は、「人間と核兵器が長期に共存することはできない。歴史の弧を平和と正義の方向へと曲げることができるのは人民の力」と訴えました。

 福島県から初めて参加した女性(25)は、「地元で原発ゼロを求める行動もしているので、しっかり学んで今後の力になることを持ち帰りたい」と話しました。


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