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2019年2月25日(月)

党躍進で「維新政治」転換、「暮らし第一」の大阪に

志位委員長、3市駆け巡る

山本府議予定候補、石川府議、宮原府議団長

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(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=24日、大阪府豊中市

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(写真)志位和夫委員長の街頭演説を聞く人たち=24日、大阪府吹田市

 24日、大阪府内3カ所を駆けめぐった日本共産党の志位和夫委員長は、統一地方選と参院選の連続選挙で、市民と野党の共闘勝利と日本共産党の躍進で「安倍政治・維新政治サヨナラの選挙」にしようと訴えました。

 志位氏は、自らの国会論戦を交えて、消費税10%増税、9条改憲などの大争点で、強権とウソにまみれた安倍政治の破綻を告発。日本共産党の対案を示しました。「論戦でどんなに破綻しても安倍首相は悔い改めない。選挙で決着をつけよう」と訴え。沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設による埋め立ての賛否を問う県民投票について「安倍政権は県民投票の結果を今度ばかりは尊重するべきだ」と力を込めました。

 府議選で、志位氏は大阪に地方自治を取り戻すために「維新政治」の転換を呼びかけました。

 志位氏は「カジノより暮らしの安心・希望を」と訴え。「維新政治」が「万博」をテコに、カジノ誘致に熱中していることを批判し、「人の不幸でもうけるのがカジノ。あとに残るのはギャンブル依存症と無駄な巨大開発の借金だけ。カジノ誘致ストップで力を合わせましょう」と呼びかけました。

 さらに志位氏は、高すぎる国保料の問題が「維新政治」との対決の一大焦点となっていると強調しました。

 大阪では、国保料が加入者の所得の17%を占め、やむなく滞納し、保険証をとりあげられて医療にかかれなくなる事態が後をたちません。ところが「維新府政」は、安倍政権が進める国保の都道府県化を先取りして、今年度から、市町村の独自減免も法定外繰り入れもすべて解消し、国保料を府内で一本化しようとしました。党府議団の奮闘で今年度の一本化は断念に追い込み、大幅値上げは回避されました。しかし、維新は今後5年間かけて一本化をやると宣言し、市町村に号令をかけています。

 志位氏は、次のように訴えました。「こんなことを許したら、国保料のとんでもない連続値上げに道を開くことになります。共産党躍進で大幅値上げをストップさせましょう。公費を1兆円投入し大幅値下げこそ実現しましょう」

 志位氏は、「異常な競争と管理の教育」をただし、一人ひとりの子どもを大切にする教育を実現しようと訴えました。維新が、「子どもは競争によって育つ」という「教育観」にたって、府独自の「チャレンジテスト」の結果を高校入試の内申書に反映させるなど、子どもたちを異常な競争に追いたてていることを批判。「子どもにわかる喜びを伝え、探究心を育てることこそ教育ではないでしょうか」と語りました。

 その上で志位氏は、共産党府議団が「維新政治」と真正面から対決し、府政を動かしてきたと紹介。大阪北部地震や台風21号で国の支援が届いていない被害に対して、府議団の要求で、全壊・大規模半壊に府として国と同水準の支援が実現したと報告しました。子どもの貧困対策で、府議団の質問をきっかけに、今年度から「緊急対策補助金」が新設される画期的な成果を勝ち取ったと述べ、「府民の宝の議席を守り抜き、5議席への躍進を」と訴えました。

 最後に、志位氏は、参院選での比例代表での躍進、大阪選挙区での辰巳孝太郎予定候補の再選を呼びかけました。

 府議・市議予定候補が決意を表明。豊中市で山本いっとく府議予定候補は「子どもが『今日お昼ないねん。なんか食べさせて』と言ってきたこともありました。子どもの貧困対策を進めたい」と訴えました。

 吹田市で石川たえ府議は「高齢者に冷たい政治をやめさせ、国保料引き下げの声を府政に届けていく」と表明しました。

 高槻市で宮原たけし府議団長は「防災対策は始まったばかり。国保料の値上げをストップさせないといけない。9条を守り、若者を戦争に送り出してはならない」と力を込めました。


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