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2019年2月18日(月)

カジノでなく暮らしを応援 共産党躍進で道政変えよう

苫小牧 小池書記局長が訴え

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(写真)小池書記局長の訴えを聞く演説会参加者=17日、北海道苫小牧市

 日本共産党北海道苫小牧地区委員会は17日、4月の統一選の道議選苫小牧市区(定数3)での初の議席獲得と苫小牧市議選での5人の市議団の再選、参院選での党躍進をめざし小池晃書記局長を迎え、苫小牧市民会館で演説会を開きました。

 道知事選(3月21日告示、4月7日投票)に市民と野党の統一候補として挑む元衆院議員の石川ともひろ予定候補が激励に駆けつけ、最後まで参加。石川氏は「中央依存型の道政から道民に向き合った北海道を目指す。カジノ誘致より子どもの未来のための施設をつくる」と述べ、原発に頼らない北海道づくりや道民のための鉄路を残していくと訴えました。

 小池氏と石川予定候補ががっちりと握手。同市区で悲願の議席獲得に挑む松橋ちはる道議予定候補とともに会場からの万雷の拍手と「頑張れ」の声援に応えました。

 後半戦の5人の苫小牧市議予定候補や厚真町議予定候補もそろって登壇し、松橋予定候補が決意を表明。松橋予定候補は、道が同市を有力候補地として狙うカジノを含むIR(統合型リゾート)誘致について「カジノにお金をつぎ込むのでなく、子育て世代や働く人たち、地元に根を張る零細中小企業を応援するために税金を使うべきだ」と強調。福祉切り捨ての道政を転換し、子ども医療費助成の拡大などを訴え、「市民の切実な声を道議会に届けていく」と力を込めました。

 小池氏は冒頭、昨年の胆振東部地震について、党として暮らしと生業(なりわい)を取り戻せるまで全力を尽くすと述べ、「復旧と復興へ力を合わせましょう」と呼びかけました。そして、地震により日本で最初のブラックアウト(全域停電)が起きたことについて、北海道電力の検証委員会も、泊原発がフル稼働していてもブラックアウトの可能性があったと認めたことを指摘。「コスト面でも災害対応でも原発は失格だ。原発再稼働ストップ、近くに活断層のある泊原発は廃炉に」と訴えました。

 小池氏が、賃金統計の不正や9条改憲、消費税増税などウソと強権にまみれた安倍政治について「これ以上の『悪夢』はない。市民と野党の共闘の勝利と共産党の躍進で“安倍政治サヨナラ”を正夢にしよう」と呼びかけると、会場から大きな拍手が起こりました。

 道政について小池氏は、原発再稼働や日米共同訓練の容認、大型開発など、安倍暴走政治を上塗りする形で暮らしに犠牲を強いていると告発。党道議団が前回1人から4人に躍進した力で、お産の交通宿泊費への5割助成や高等養護学校の増設など、道民の願いを実現してきたと紹介。「不幸な人を生み出すだけのカジノはいらない。断固反対を貫く松橋予定候補が勝利すれば、カジノを止める大きな力になる」と力を込め、統一地方選と参院選での勝利を呼びかけました。

 演説会には、行政や森林組合の幹部も参加しました。


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