しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年2月17日(日)

解決 命あるうちに

関西建設アスベスト訴訟 最高裁勝利へ集会

写真

(写真)「勝訴」の旗が並んだ関西建設アスベスト訴訟の集会=15日、大阪市

 「すべてのアスベスト被害者の救済、命あるうちの解決を」「最高裁勝利へ向け、大きなうねりを」と大阪、京都の関西建設アスベスト訴訟原告団・弁護団が15日、大阪市で集会を開き、参加者でいっぱいになった会場は熱気に包まれました。

 「勝訴」の旗が並ぶ壇上で福山和人・京都訴訟弁護団事務局長は、大阪高裁で京都訴訟、大阪訴訟ともに国の責任はもちろん、建材メーカー責任を断罪し、一人親方も救済する判決を勝ち取った画期的意義を力説。村松昭夫・大阪アスベスト弁護団長は「大きく前進したが、解決はしていない。ことしこそ、全面解決の年に」と訴えました。

 清水謙一・建設アスベスト訴訟全国連絡会事務局長は、提訴以来、10年以上たったが多くの原告が解決をみることなく命を奪われたことに無念の思いを表明。最終局面を迎え、最高裁での勝利判決を勝ち取り、補償基金制度の創設を政府に決断させる世論づくりを呼びかけました。このなかで、法的責任を断罪され10連敗したのに争いをやめない国の異常さを糾弾しました。

 北海道や九州からも原告・弁護団が駆けつけ、各界代表が連帯あいさつ。「国と企業に殺された。ここまできたら負けるわけにはいかない」(関西の遺族)と決意を新たにしました。

 日本共産党など野党各党だけでなく与党の自民党、公明党の国会議員からもメッセージが寄せられました。


pageup