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2019年2月14日(木)

大阪カジノ世界最大級

府・市 夢洲基本構想案を発表

 大阪府・市のIR(カジノを中核とする統合型リゾート)推進会議(座長、溝畑宏・大阪観光局理事長)が12日、府・市が同市此花区の夢洲(ゆめしま)に開設をねらうIRの基本構想案を発表しました。

 国際会議場、展示場、ホテルなどを合わせたIR施設の総延べ床面積は100万平方メートルとし「世界最高水準の成長型IR」を掲げています。しかし、IR全体の年間売り上げ4800億円に対して、その8割の3800億円はカジノ売り上げ(客の負ける金額)になると見込み、文字通りカジノ中心の施設となっています。

 年間カジノ売り上げ3800億円を国際比較すると、マリーナ・ベイ・サンズ(シンガポール)やザ・ベネチアン・マカオ(マカオ)の年間2900億円を1000億円近く上回り、世界最大のカジノであるギャラクシー・マカオ(マカオ)の年間5800億円に迫る「超巨大カジノ」を目指すものとなっています。

 年間のべ利用者数は2480万人、このうちカジノ利用客は24%の590万人としていますが、その日本人客と外国人客の比率は示していません。

 一方、カジノ売り上げについて、外国人客2200億円、日本人客1600億円という推計をしています。これは、数は少なくても、けた外れの高額の賭けをする客(いわゆるVIP客)を世界中から集める営業に成功するというビジネスモデルを示したものです。


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