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2019年2月8日(金)

豊洲 130倍ベンゼン

地下水から検出

 東京都豊洲市場(江東区)の地下水から環境基準の最高130倍もの発がん性物質ベンゼンが検出されたことが7日、分かりました。市場業者や消費者、専門家の批判を押し切って昨年10月に開場を強行しましたが、都が約束していた「無害化」が果たされておらず、高濃度の汚染が依然として深刻な状態にあることを示しています。

 都が昨年11月~今年1月に実施した調査結果によると、ベンゼンが三つの街区33カ所の観測井戸のうち24カ所で環境基準(水1リットルあたり0・01ミリグラム)を超え、最高は青果売場棟がある5街区で見つかった、基準の130倍の1・3ミリグラムでした。

 検出されてはならない猛毒のシアンは31カ所中24カ所で検出され、最高で水産仲卸売場棟がある6街区で見つかった検出下限値(1リットルあたり0・1ミリグラム)の14倍の1・4ミリグラムでした。

 ヒ素(環境基準は0・01ミリグラム)は18カ所中14カ所で基準を超え、濃度が最も高かったのは6街区の井戸で、1月に検出した0・044ミリグラムでした。


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