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2019年2月8日(金)

米朝首脳会談にむけ米国務長官

非核化 北朝鮮に期待

 【ワシントン=池田晋】ポンペオ米国務長官は6日、ケーブルテレビFOXビジネスの番組でのインタビューで、2回目の米朝首脳会談の開催が発表されたことを受け、「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が(第1回の)シンガポールで交わした非核化の約束を果たすと、われわれは大いに期待している」と述べ、交渉を楽観視している考えを示しました。

 非核化がなお可能だと考えるかとの質問に対して、ポンペオ氏は「もちろんだ」とし、金氏が国民向けに針路の転換と経済状況の改善を訴えていることを指摘。非核化が米朝両国民の「最善の利益」だとし、「世界にとって真のチャンスだ」と述べました。

 またポンペオ氏は、米国は長い間、中国を安全保障上の脅威として真剣にみてこなかったものの、「知的財産の窃取が中国の軍事的台頭を可能にした」とし、米中の通商問題と安全保障問題は「連関している」と発言。中国が昨年、どの国よりも多くの弾道ミサイル実験を行ったこともあげ、「深刻な軍事上の脅威だ」と述べました。

 ポンペオ氏は同日、同テレビの別番組で、ベネズエラ情勢をめぐって、マドゥロ現政権はロシア、キューバの影響を受けているとし、「安全保障や福祉でキューバやロシアに頼らない独立した」政権に移行することを望むと語りました。


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