2019年2月6日(水)
嘉手納にCV22オスプレイ飛来
知事“訓練恒常化ならぬ”
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2018年10月に米軍横田基地(東京都)に正式配備された米空軍特殊作戦機CV22オスプレイ4機が4日、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町、北谷町、沖縄市)に飛来しました。米第18航空団は「定期的な現地訓練」だとしています。
嘉手納町によると、同日午後2時42分から3時7分にかけて4機が着陸。最大騒音は82・8デシベルでした。嘉手納町の當山宏町長は「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協=嘉手納町、北谷町、沖縄市)としてCV22の嘉手納を拠点にした訓練は決して容認できない。一時的訓練はもちろん、長期的な暫定配備になることは到底受け入れられない」と語りました。
CV22は沖縄県の伊江島補助飛行場や東村高江で訓練することが想定され、嘉手納を拠点とした暫定配備の可能性があります。
玉城デニー知事も「訓練恒常化の狙いは絶対にあってはならない。三連協もそう強く表明している。県もその方向で米軍に申し入れをしていきたい」と語りました。
また5日、U2偵察機1機が午前9時、両翼端に付いた地上走行用補助輪の左側を付けたまま嘉手納基地を離陸しました。補助輪は本来、離陸時に外れるものであり、飛行中に落下していれば重大事故となる可能性がありました。沖縄防衛局は「同機が補助輪を付けたまま着陸し、補助輪は米空軍が回収した」と発表しました。