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2019年1月23日(水)

カジノストップの力に

シンガポールで調査

辰巳議員ら

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(写真)シンガポール国民のカジノ客の入場税支払機をみる(右から)辰巳、清水両氏=22日、シンガポール(竹腰将弘撮影)

 【シンガポール=竹腰将弘】日本共産党の辰巳孝太郎参院議員、清水忠史前衆院議員らが21日から、党国会議員団のカジノ調査でシンガポールを訪れ、同国のIR(カジノを中核とする統合型リゾート)施設やギャンブル依存症患者支援団体などを訪れました。

 シンガポールは1965年の建国以来カジノを禁止してきましたが、2005年に観光産業振興策としてIRの導入を決定。米ラスベガス・サンズ社のマリーナ・ベイ・サンズ、マレーシア資本のリゾート・ワールド・セントーサという二つのカジノ施設が開業しています。

 日本のカジノ推進勢力はシンガポールのカジノは日本の「手本」と位置づけ、14年5月に視察した安倍晋三首相が「日本の成長戦略の目玉に」と発言したことが、その後のカジノ解禁の動きを加速させました。

 22日にはサンズ社のIRを訪れ、施設の全体の説明を受け、同社がかかげる「責任あるギャンブル」(ギャンブル依存症防止のプログラム)についてクリス・ブー・アジアコミュニケーション本部長らから聞き取りしました。サンズ社との意見交換の中で辰巳氏は「カジノがない下でもすでに『ギャンブル依存症大国』となっている日本で、みなさんの経験を参考にさらにがんばりたい」とのべました。


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