2018年12月27日(木)
児童虐待防ぐ連携必要
大阪 たつみ氏とNPOが意見交換
職員増など行政の抜本策不可欠
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日本共産党の、たつみコータロー参院議員は25日、大阪市生野区のNPO法人CPAO(しーぱお)事務所を訪れ、困難な状況にある子どもの支援や政策提言などをする「生野子育ち社会化研究会」のメンバーと児童虐待防止策について意見交換しました。石川たえ府議、西田さえ子党生野区市政対策委員長が同席しました。
同研究会は、「政府の児童虐待防止対策を機能させるため、行政機関と民間支援者との協働・連携が必要」と11月、大阪市議会に陳情書を提出しました。
CPAOの徳丸ゆき子代表は、虐待され、行政が「要保護児童」と認識していても、職員不足などで生野区では約1割しかケース会議が開かれていない現状や、育児放棄や性虐待の実態を説明。CPAOなど民間団体が子ども食堂などの活動を通じ、保護者や子どもと信頼関係をつくっていることにふれ、児童虐待をなくすために行政と連携を図りたいと訴えました。
たつみ議員と石川議員は、児童相談所職員の大幅な増加など抜本的な対策が必要だと指摘。国や府にも実効ある対策を求めたいと話しました。