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2018年12月16日(日)

戦争法 被爆者ら「悔しい」

東京地裁 違憲訴訟原告訴え

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(写真)原告団総会で報告する笹山弁護士=15日、福島県いわき市

 安倍政権が強行した安保法制=戦争法は憲法違反だとして、市民が同法に基づく自衛隊の出動などの差し止めを国に求めた「安保法制違憲・差し止め請求訴訟」の第9回口頭弁論が14日、東京地裁(森英明裁判長)で開かれました。日本原水爆被害者団体協議会代表委員の田中熙巳さんら原告6人が本人尋問で自らの体験などを語り、差し止めを求めました。

 田中さんは、13歳のとき長崎で体験した原爆投下、街や人びとの惨状を語り「今も当時の情景を思い出すと突然涙が出て、声が出なくなる」と発言。安保法制によって「戦争をしないと誓った国が今、軍事大国になろうとしている。非常に残念です」と悔しさをあらわにし「日本政府の間違った行いを司法の力で止めてください」と訴えました。

 厚木基地近くに住む森謙治さんは、安保法制のもとでの爆音被害の増大と、基地を狙ったテロが発生する恐怖について述べました。

 鉄道貨物運転士の橋本次男さんは、戦車や燃料など運搬する貨物列車は「格好のテロの標的となる」として、海外での事例、鉄道労働者がさらされている危険性を訴えました。


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