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2018年12月14日(金)

「慰安婦」問題解決へ水曜デモ 韓国

日本政府は被害者無視するな

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(写真)12日、ソウルで、日本政府に「慰安婦」問題の解決を迫る水曜デモに参加した大学生ら(栗原千鶴撮影)

 【ソウル=栗原千鶴】韓国で日本軍「慰安婦」被害者の支援を続ける市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(元・韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会)は12日、ソウル市内の駐韓日本大使館前で定例の水曜デモを開催し、日本政府に「慰安婦」問題の解決を迫りました。

 1365回目を迎えたこの日は、保健医療労組の役員ら約120人が参加。マイクを握ったナ・スンジャ委員長は、5日に被害者の1人、金(キム)順玉(スンオク)さんが96歳で亡くなったことに触れ、「おばあさんは日本政府から謝罪の言葉を一つも聞くことがなかった」と力を込めました。韓国政府の役割にも言及し、「政府は被害者を無視してはならない」と語りました。

 中高生や大学生も集まり、約300人が寒風の中、「日本政府は日本軍の性奴隷制の罪を認め、心からの謝罪と法的賠償を行え」「教科書に記録し、追悼碑と資料館をつくれ」などと唱和しました。現在、韓国政府に登録されている存命中の被害者は26人です。


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