2018年11月29日(木)
入管法改定案 強行採決に抗議
私も国会前へ
SNSがきっかけ「一人でも声上げる」
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与党などによって、入管法改定案が衆院本会議で強行採決された27日夜、国会正門前には自主的に市民が集まり、「議論が何も進んでいない」「日程ありきの採決だ」「審議をつくせ」「ぜったい廃案」と声をあげました。
きっかけは午後5時ごろ、「どう考えてもおかしい。前の用事が終わり次第、段ボールに殴り書きしたプラカードだけ持って国会前に行く」と、大学院生の諏訪原健さんがツイッターに投稿しました。
「時間もないので手ぶらで急ぐ」「ごはんの用意の途中だが終えたら行くわ」。投稿は瞬く間に拡散。衆院本会議が始まった午後8時半にはおよそ40人が集まり、「NO HUMAN IS ILLEGAL」(違法な人間はいない)と書かれた手書きのプラカードなどを掲げました。
仕事終わりに駆けつけた、東京都豊島区の男性(41)もその一人です。「強行採決があたり前になっている。許してはいけません。人権侵害も見過ごせない。誰もが安心して働き、暮らせる社会にしたい」
諏訪原さんが語ります。
「まともな審議はせず、データもねつ造。いてもたってもいられず、一人でも抗議しようと思って来ました。こうした安倍政権の姿勢は、どの課題でも共通しています。私たちが路上に集まり声をあげることで、野党にも頑張ってもらいたい」