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2018年11月18日(日)

決壊現場 仁比氏ら調査

倉敷・真備町 「復興へ検証を」

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(写真)堤防が決壊した真備町の現場を調査する(右から)仁比、須増、大平、すみよりの各氏=17日、岡山県倉敷市

 日本共産党の仁比そうへい参院議員と大平喜信前衆院議員、すみより聡美参院岡山選挙区予定候補は17日、西日本豪雨で広範囲に浸水した岡山県倉敷市真備町の小田川支流の決壊現場を調査し、国土問題研究会の奥西一夫副理事長と磯部作理事の説明を受けました。須増伸子県議が同行しました。

 奥西氏は、小田川支流の末政(すえまさ)川の決壊現場で「上流の方が下流より堤防が低く、そこから水があふれる」と指摘。洪水時に閉じて堤防の役割を果たす陸閘について「ここからあふれた水が堤防を浸食する。災害時も閉じられなかった。閉めると通行できない問題もあり、早急な対策が求められる」と述べました。小田川に合流する地点の高馬(たかま)川の決壊箇所でも、小田川の堤防より高馬川の堤防が2メートル低いことが決壊要因の一つになっていると説明しました。

 仁比氏は「避難計画があれば救える命があったことを痛感した。復興ビジョンを検討する際は、住民に開かれた科学的な検証と新成羽ダムの放流問題を含めた高梁(たかはし)水系の総合的な検証が緊急的に求められる。住民が納得できる復興事業と予算を国に求めていきたい」と述べました。


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