2018年11月17日(土)
「設置基準」特別支援学校にも
国に署名提出 超過密化「もう限界」
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「障害児学校の設置基準策定を求め、豊かな障害児教育の実現をめざす会」は16日、特別支援学校の設置基準策定を求める署名5万9658人分を国に提出しました。署名提出は6回目です。
国が定める最低基準である学校設置基準が特別支援学校にはありません。児童・生徒が年々増加するなか、想定の倍以上の児童・生徒を受け入れる“超過密化”が全国で深刻化しています。
署名提出集会では保護者や教員らが「教室が足らず、一つの教室をカーテンで三つに仕切っている」「図工室や音楽室などを教室にしてきたが足りない。もう限界」「トイレが足りず、待つ間に失禁してしまう子もいる」「もはや人権侵害」と訴え。ある保護者は超過密化で「子どもたちの成長する力を奪っている」と話しました。
集会には日本共産党、自由党、自民党の国会議員も参加。日本共産党から井上哲士、武田良介、吉良よし子、山下芳生の各参院議員が出席し、あいさつしました。