しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年11月11日(日)

障害者差別なくそう

札幌でフォーラム 紙氏が発言

写真

(写真)発言する紙氏(左端)=10日、札幌市

 障害者権利条約の時代にふさわしい基本法をと、DPI(障害者インターナショナル)北海道ブロック会議は10日、道内の障害者団体などと共催し、障害者基本法改正に向けた北海道フォーラムを札幌市で開きました。

 障害者基本法は2011年に改正し、施行後3年が経過した際に必要な措置を講じるとされ、新たな法改正への議論を開始。障害児・障害者の現状から必要な見直しを検証、提言することを目的として開かれたもの。道精神障害者回復クラブ連合会の土屋晴治会長らが発言しました。

 「障害があっても普通の暮らしが実現できるために」をテーマに日本共産党の紙智子参院議員、立憲民主党の道下大樹衆院議員、国民民主党の徳永エリ参院議員ら各党国会議員が討論しました。

 紙氏は、自立支援法廃止のたたかいで「私たちのことを私たち抜きに決めるな」と障害者の人たちがずっと訴え続けたと述べ、当事者を抜きにして法改正はできないと強調。旧優生保護法下で不妊手術を強制された問題や中央省庁が障害者雇用数を「水増し」偽装した問題を批判し、「根強く残る差別を根底からなくさなければ障害者の権利保障は確立されません。みなさんと力を合わせて基本法改正に全力を尽くします」と表明しました。

 札幌市東区の男性(70)は「障害者も健常者もみんな平等です。基本的人権を尊重し、普通に暮らせる社会にしていきたい」と話しました。


pageup