2018年11月4日(日)
保育所まだまだ不足
保育士・父母ら3000人 安心・安全求め大集会
すべての子どもに充実した保育を求める大集会(よりよい保育を!実行委員会主催)が3日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。認可保育所や学童保育の整備、保育の質向上と安心・安全な保育のための大幅増員などを求める署名を広げ、国・自治体に改善を迫ろうとのアピールを採択し、都内をパレードしました。
日比谷野外音楽堂
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保育士や子ども連れの保護者ら3000人が参加。集会カラーの黄色を身につけ、太鼓や鈴を鳴らしながら「保育所つくって! まだまだ足りない」などとコールしました。
ステージでは、待機児童解消を求める地域の取り組みや、保育事故の根絶を求める保護者の訴えなど、次々と発言が出されました。
自治労連保育部会の平松康子さんは、保育・幼児教育の無償化について、「保育基準を上げて保育環境を良くすることをはじめ、保育士の処遇改善、保護者の生活実態などを置き去りにしたまま進められていることに不安を感じる」と発言。自治体負担などが増える懸念を語り、国の責任で無償化を実現すべきだと訴えました。
基調報告した全国保育団体連絡会の実方伸子副会長は、保育・幼児教育・学童保育に対する公財政支出の大幅増額などを強調。「子どもたちのために」という一致点で運動を広げようと呼びかけました。
同日実施された国会前大行動(「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」などの主催)の実行委員会から小森陽一さん(東京大学教授で「九条の会」事務局長)が連帯あいさつし、「子どもたちの未来のために力を合わせよう」と強調しました。