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2018年11月1日(木)

キャンプ座間で編成式

ミサイル防衛拠点化狙う

相模新司令部

写真

(写真)相模総合補給廠に発足した米陸軍第38防空砲兵旅団司令部の編成式=31日、神奈川県・米陸軍キャンプ座間

 神奈川県相模原市の在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)に発足(10月16日)した米陸軍第38防空砲兵旅団司令部の編成式・司令官就任式が31日、キャンプ座間(相模原、座間両市)で行われました。

 同司令部はインド・太平洋地域の陸軍の迎撃ミサイル部隊を指揮するハワイの第94陸軍防空ミサイル防衛司令部(AAMDC)の下で、日本に駐留するパトリオットミサイル配備の第1防空砲兵連隊第1大隊(沖縄県)、Xバンドレーダー配備の第10(青森県)、第14(京都府)両ミサイル防衛中隊を指揮・統制します。戦略弾道ミサイル防衛、米軍派兵部隊の作戦支援、日本など同盟国への支援と関係強化などインド・太平洋地域での米陸軍の防空・ミサイル防衛の拠点司令部として日本に配置されました。

 94AAMDC司令官のマイケル・モーリッシー准将は「われわれはインド・太平洋地域の世界的な重要性を認識し将来への挑戦を共有しなければならない」と述べ、新司令部の発足が日米同盟の強化と米国の深い関与を示すものだと強調。第38防空砲兵旅団長に就任したパトリック・コステロ大佐は「インド・太平洋軍の優先任務と、日本における集団防衛を支援する共同・統合ミサイル防衛を行う、よく訓練され熟練したチームを提供する」と述べました。

 在日米陸軍司令官のヴィエット・ルオン少将は、グアムのTHAAD=サード(終末高高度地域防衛ミサイル)の部隊も「もうすぐ指揮下に入る」と明らかにしました。


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