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2018年10月23日(火)

新潟市長選 小柳候補が猛追

安倍政権にモノ申し 大型開発より生活優先

写真

(写真)訴える小柳さとし候補

28日投票

 14日に告示された新潟市長選(28日投票)は、4候補による激しいたたかいとなっています。幅広い市民とすべての野党(共産、立憲、国民、社民、自由、緑、新社会)が推す、無所属新人の小柳(こやなぎ)さとし候補(31)=元新潟市議=が、自民党が推す候補を猛追し、互角のたたかいです。

 新潟市長選の第一の争点は、原発再稼働をゴリ押しし、9条改憲と消費税10%増税をねらう安倍政権にキッパリとノーを言えるのは誰かという問題です。自民党本部から「支持」を受ける前参院議員、自民党に支持を求めた前市議、経済産業省の官僚出身の候補では、安倍政権にモノが言えません。小柳候補だけが、「2人の子の父親として、原発再稼働にはハッキリ反対」と表明。「憲法の平和の理念を若い世代の責任で受け継いでいく」として9条改憲に反対です。

 第二の争点は、大型開発やBRT(バス高速輸送システム)などの無駄遣いをやめ、「市民の福祉・くらし最優先の市政」に転換できるのは誰かという問題です。新潟市はこれまで、福祉を削って大型開発に熱中してきた結果、全国の政令市の中で土木費割合は1位、福祉予算は最下位です。07年度には315億円あった市の基金(貯金)は、18年度には33億円まで激減し、財政破たん寸前です。小柳候補以外の3人は「新潟空港への新幹線乗り入れ」を公約。財政破たんまっしぐらです。小柳候補は、「大型開発やBRT計画はいったん中止し、福祉・子育て・教育に優先的に予算をつかう」と明言。この点でも対立構図は明確です。

支援拡大

 各野党は連日、小柳候補への支持を訴えて、ミニ集会やスタンディング、電話かけに奮闘しています。小柳候補は、31歳の若さをいかして市内各地を飛び回っています。ラストサンデーとなった21日は、新潟駅前で高齢者の声を聞く集会を開催し、100人規模で万代シティまで歩いた後、「ユーストーク」で学生の声にこたえ、さらに自転車に乗って古町まで行って宣伝するなど、元気いっぱい行動し、支援の輪がどんどん広がっています。

 一方、危機感を抱いた自民党は、二階俊博幹事長を中心に、自民系候補の一本化と、猛烈な業界締め付けを開始。沖縄での敗北を取り戻そうと、なりふり構わぬ攻勢を強めています。選挙戦の構図は日に日に、「民意無視の安倍政権いいなりの人物か、それとも市民の代表か」―「安倍政権対市民と野党」の様相を強くしています。


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