2018年10月10日(水)
すべての命に平等を
東京ラブパレード 性的少数者ら500人参加
|
「すべての命に平等を」と掲げた「東京ラブパレード」が8日、東京都内で行われ、LGBTなど性的少数者をはじめ市民ら約500人が参加しました。誰もが差別や偏見にさらされることのない社会をめざして活動する「東京レインボープライド」が呼びかけました。
参加者の一人(18)=甲府市=は、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌で「LGBTのカップルは生産性がない」などと発言したことをきっかけに、「LGBTへの風当たりが強くなった」といいます。「パレードの空気を感じて、自分のセクシャリティーがまちがっていないと自信を持ちたくて参加しました」
女子高校生(16)=同=は、バイセクシュアル(両性愛者)です。「杉田議員の発言に対し多くの人が“人権侵害をしないで”と叫んでいるのをみて、一人ひとりが行動することが大切だと感じました」と初参加の思いを語りました。
沖縄市から参加した「ピンクドット沖縄」共同代表の金澤友哉さんは杉田氏の発言にふれ、「表面化したものに対しては問題提起をすることができるが、表面化していないその他大勢の無理解や誤解による差別の方が、根が深い」と指摘。「みんな同じ人間であることを知っていただきたい。パレードでいろんな人たちが交ざって同じ道を歩き、同じ目的に向かっていることを表せたら」と話しました。