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2018年10月4日(木)

大阪市が姉妹都市解消

サンフランシスコ 「慰安婦」像めぐり

 吉村洋文大阪市長は2日、60年以上続く同市と米サンフランシスコ市の姉妹都市関係を解消するとサ市長に通知しました。理由は米市民団体が建立した旧日本軍「慰安婦」像を昨年11月にサ市が市有化したことです。

 「慰安婦」像の碑文は、アジア太平洋戦争で女性たちが「日本帝国軍によって性的に奴隷化された」などと記述。吉村市長は碑文を「不確かで一方的な主張」として、サ市長にくり返し書簡を送り、市有化した像を撤去しないなら姉妹都市関係を解消すると明言していました。

 サ市では2013年、「慰安婦制度は必要だった」などとする当時の橋下徹大阪市長の発言に対し、同市議会が発言撤回を求める決議を全会一致で採択。市民による「慰安婦」像設置の動きが起こりました。15年末に就任した吉村市長も橋下氏と同じ立場の主張をくり返し、聞き入れられないと姉妹都市解消を述べたて、旧日本軍が女性たちに性行為を強制した「慰安婦」制度の事実をゆがめた議論を振りまいてきました。

 安倍首相もサ市の「慰安婦」像市有化を「極めて遺憾」と述べ、市有化しないよう日本政府として同市に申し入れたと昨年11月の国会で答弁しました。

 今年3月、サ市を訪ね市民団体と交流した渡部結日本共産党大阪府委員会国政対策委員長は語ります。「姉妹都市関係は親善交流を強めるためのものです。吉村市長の考えをサンフランシスコ市と市民に押し付けるために姉妹都市関係を利用するのは、吉村氏による市政の私物化にほかなりません。日本政府に対して真相解明を求めるならまだしも、サンフランシスコ市と市民に矛先を向ける吉村市長の姿は国際社会から到底受け入れられません」


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