2018年9月28日(金)
米朝外相会談 米国務長官、来月訪朝へ
トランプ氏 非核化「期限もうけない」
【ニューヨーク=池田晋】ポンペオ米国務長官は26日、第73回国連総会に出席のため訪問中のニューヨークで、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相と会談しました。米国務省が発表しました。ポンペオ長官は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長からの招待を受け入れ、トランプ大統領との2回目の首脳会談に向けた準備を進めるため、来月に訪朝することを伝えました。
ポンペオ長官は会談後、「来たる(米朝)首脳会談と非核化の次の措置について議論」した「とても前向きな会談」だったと自身のツイッターに投稿。「仕事はたくさん残っているが、われわれは前進し続ける」と述べました。
トランプ大統領は同日午後の記者会見で、北朝鮮は非核化にどのくらいの期間をかけるべきかを問われ、「私は時間の駆け引きはしたくない」と述べ、ポンペオ長官にもそう伝えていると説明。「2年、3年、あるいは5カ月かかろうが、それは問題ではない」と述べ、米側から期限は設けない考えを示しました。
また、トランプ氏は金正恩委員長から受け取った書簡2通のうち1通を安倍晋三首相に見せたところ、安倍氏から「画期的な書簡だ」と反応があったことも明かしました。
ポンペオ長官は同日の米CBSテレビとのインタビューで、2回目の首脳会談が10月中に行われるかと問われたのに対し、「10月はありうるが、それ以降になる可能性のほうが高い」と語りました。