2018年9月27日(木)
「赤旗」多彩な魅力
五輪の秋開催を提言
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「この暑さで東京五輪ができるのか」「春や秋じゃだめなの?」―。今夏、読者から疑問の声が次々と寄せられました。
それに応える形で「酷暑の東京五輪 なぜこの時期?」(7月29日付)を3面で特集しました。日本スポーツ協会公認ドクターの「人間の体にたいする危険を考えたとき、この時期は無理」とのコメントを紹介。開催時期に「欧米のテレビマネーの要請がある」ことを指摘し、秋の開催を提言しています。
日本共産党の小池晃書記局長が翌30日、「アスリート・ファーストというなら秋に移すべき」だと会見し、読者から「まったく賛成です」との感想をいただきました。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は8月、暑さ対策として、政府に日本の標準時を2時間早める「サマータイム」導入を要請。安倍晋三首相は「党で検討を」と指示しました。
これにたいし「国民の健康や生活を損なうサマータイムは本末転倒」「変えるべきは『時間』ではなく開催『時期』」と本紙で問題点を連打しています。「秋の臨時国会で決めないよう、大反対の潮流をつくって」との要望も届いています。