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2018年9月27日(木)

多国間主義の強化を

国連総会一般討論 各国代表ら主張

 【ニューヨーク=遠藤誠二】第73回国連総会一般討論が25日に始まり、各国元首・代表が演説しました。グテレス国連事務総長は、紛争や内戦、貧困、気候変動などの課題を解決するための多国間主義の強化、国連改革の必要性を説きました。

 グテレス事務総長は、「今日、世界秩序はますます混迷し、普遍的な価値観は破壊され、民主主義の原則は四面楚歌(そか)の状態にあり、法と秩序は傷ついている。われわれが明確にこれまで以上に必要としている多国間主義は非難の的になっている」と指摘。その上で、「公益を守るものとして、われわれには、改善され活性化され強化された多国間システムを促進し支援する義務がある」「国連とともに、法に基づいた新たな強い取り組みが必要になっている」と強調しました。

 マリア・フェルナンダ・エスピノサ議長(エクアドル)は、「多国間主義は、われわれが直面している世界における問題の解決に唯一対応できるものだ」「多国間主義を弱め疑問視するなら、不安定、混乱、不信、格差拡大を招くだけになる」と主張し、多国間主義を強化するための(1)地球規模での指導力(2)責任の共有(3)集団的な行動―という三つの原則を提示し、「より多くのことに関与する国連を築こう」と訴えました。

 ルワンダのカガメ大統領は、「少数が規範を定義し、その他の国がそれによって評価される」と述べ、大国主導の在り方を批判。「この不均衡を正すには、多国間協力の復活を具体化することだ」と主張しました。

 フィンランドのニーニスト大統領は、「わが国は、国連が多国間システムの核とみている。国連と加盟国はともに行動することを示す必要がある」と述べました。


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