2018年9月23日(日)
性暴力被害者支援ヘ講演会
名古屋
犯罪被害者支援に関する講演会が21日、名古屋市で開かれ、「性暴力救援センター日赤なごや なごみ」の片岡笑美子センター長が講演しました。愛知県と警察庁の共催。
なごみは、病院拠点型の性暴力被害者ワンストップ支援センターとして2016年1月に開設。支援員や専門の看護師が24時間体制で対応し、弁護士や警察などと連携して被害者支援にあたっています。
片岡センター長は「性暴力被害の実態と急性期対応について」と題して講演。開設からの2年8カ月で、寄せられた電話相談が2928件、面談には244人が訪れ、相談件数が年々増えていることを紹介しました。
病院拠点型のセンターのため、24時間対応で緊急避妊などの医療処置や証拠採取、総合的診療などが行えると語り「性暴力被害者支援は医療そのもの。より早い危機介入が被害者の回復につながります」と話しました。
一方、センターは病院の持ち出しで運営しており、公的支援の必要性も訴えました。義務教育段階での周知や、地方の病院との連携強化の必要性なども語りました。
本村議員ら参加
日本共産党の本村伸子衆院議員、すやま初美参院愛知選挙区予定候補、しもおく奈歩県議が参加しました。