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2018年9月22日(土)

囲碁新人王戦

広瀬二段が先勝

黒の大石を仕留める

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(写真)対局後検討する第1局に勝利した広瀬優一二段(右)と大西研也三段。左端は立ち会いの大矢浩一九段=21日、東京・日本棋院東京本院

 大西研也三段(23)と広瀬優一二段(17)の対決となった第43期囲碁新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第1局が21日、東京都千代田区の日本棋院でおこなわれ、午後4時28分、144手まで広瀬二段が白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ先勝としました。第2局は10月1日(月)に同所でおこなわれます。

 序盤は、黒番大西三段の堂々とした布石(大矢浩一九段)に誘導されてじっくりとした展開に。右下隅で白が手抜きをしたところを黒が攻め、右辺白42のノゾキ以下大きな振り替わりになりました。

 昼食休憩再開後、下辺の黒模様に白が打ち込んで、難しい展開に。大西三段は中央の大石のしのぎ勝負に出、広瀬二段は白88のケイマから黒をきびしく攻める展開。最後は黒の大石を仕留めました。

 勝った広瀬二段は「左辺で二子取ってから良くなったと思いました。普通にうれしい」と語り、敗れた大西三段は「右辺の分かれは悪い気はしなかったが、どこに打っていいかわからなかった。(第二局は)しぶとく打ちたい」と、闘志を燃やしました。

 残り時間は持ち時間各3時間のうち黒1分、白23分。

 中村智佳子さんによる本局の観戦記は、「しんぶん赤旗」10月6日付から掲載予定です。

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