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2018年9月20日(木)

辺野古の海 埋めないで

NGOネット 8千人署名提出

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の中止を求める市民団体は19日、辺野古の海への土砂投入の中止を求める安倍晋三首相宛ての7911人の署名を関係省庁に提出しました。呼びかけたのは「辺野古・高江を守ろう! NGOネットワーク」と「辺野古の海を土砂で埋めるな! 首都圏連絡会」です。


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(写真)辺野古の海への土砂投入中止を求める署名を手渡すNGO団体の代表の人たち(右)と受け取る防衛省職員=19日、参院議員会館

 署名は5月26日から始まり、54カ国から集まりました。絶滅危惧種を含む5300種以上の海洋生物が生きる辺野古や大浦湾、県民の人権や憲法を守るため新基地建設を中止するよう求めています。

 NGOネット世話人の関本幸さんは「戦争は最大の環境破壊です。署名活動を通して、軍事基地ではなく豊かな海を残してほしいという市民の強い声が聞けた」と話しました。

 国際環境NGOのFoE Japanの満田夏花事務局長は「さまざまな問題を置き去りにして工事が進められてきた。県知事選でもっと公の場で議論されるべき大争点だ」と述べました。

 「美(ちゅ)ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会」の阪上武代表は「希少なサンゴの移植前に護岸工事に着工したことに強く抗議する。沖縄県の埋め立て承認撤回で工事は止まっているが、政府は承認撤回を受け入れたと表明してほしい」と語りました。


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