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2018年9月12日(水)

リンゴ被害 補償は…

台風21号 長野で武田議員

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(写真)JA中野市で江口組合長(手前右)と懇談する(左へ)武田氏、ながせ氏と和田氏(手前左)=10日、長野県中野市

 台風21号により発生した農作物被害の問題で、日本共産党の武田良介参院議員は10日、長野県中野市で起きた落果の状況を調査するため、ながせ由希子参院選挙区予定候補(党県書記長)、和田明子県議らと同市の農家やJA役員と懇談しました。

 中野市の発表によると、台風21号による市内の果実や野菜、花きの被害総額合計は約1億4186万円。そのうち、リンゴの被害は合計約1億680万円に上ります。

 武田氏らは県農民連の菊池敏郎事務局長の案内で、リンゴを栽培する農家男性3人から現地の状況を聞きました。農家側は「少しでも傷がついた果実は加工に回さないといけない」と苦境を話す一方、「被害を受けた果実が3割に満たない農家には共済金が支払われない」など、所得補償の不十分さへの不満を語りました。

 武田氏は所得補償などの諸課題について「農家の収入減に直結する自然災害に対し、生活の見通しが持てる補償制度であるべきだ」と述べました。

 一行はJA中野市を訪ねて江口栄光代表理事組合長、海谷栄治総務企画部長と懇談。露地ブドウ棚の倒伏・倒壊など市内の被害状況や、青果向けの加工荷受けなどの対策を詳細に聞き取りました。

 調査・懇談には阿部光則、松樹純子の両市議が同席しました。

 武田、ながせ、和田の各氏は同日、今夏の猛暑により生育不良が発生した八ケ岳山ろく産セロリの被害状況を調査するため、長野県原村を視察。JA信州諏訪の伊藤幸徳氏らセロリ農家から、7~8月には1日の出荷量が例年の半数以下に落ち込む時期が続いたことなどを聞きました。

 備前光正県議、もうり栄子県議予定候補が視察に同行しました。


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