2018年9月11日(火)
沖縄県知事選
玉城デニー氏の政策発表 要旨
「誇りある豊かな沖縄。新時代沖縄」
沖縄県知事選の玉城デニー予定候補が10日に発表した政策(「誇りある豊かな沖縄。新時代沖縄」)の要旨は次の通りです。
(主要政策)
○「万国津梁(しんりょう)会議」(仮称)を設置
世界各国との経済・文化交流などを促進し、世界に開かれた国際都市として沖縄の発信力を高める。
○「国際災害救援センター」(仮称)を設置
国際機関と連携する人道支援活動の拠点を整備し、水道技術や医療の提供など、国内外に貢献する沖縄をめざす。
○「観光・環境協力税」(仮称)を導入
観光客の増加が見込まれる中、派生する環境問題等への対応に資する財源として活用する。
○「琉球歴史文化の日」を制定
沖縄の先人たちの歩んだ歴史や知恵を知り、故郷への誇りや愛着を感じられる取り組みを進める。
○日米地位協定の抜本改定、主権の行使を求める
「日米地位協定の実施に伴う航空法の特例に関する法律」を廃止し、米軍にも日本の国内法を順守させるよう強く求める。県の他国地位協定調査で明らかとなったドイツの交渉事例などを生かし、領土・領空・領海に対する主権行使を求める。
○「やんばるの森・いのちの水基金」(仮称)を創設
いのちの水、やんばるの森と海を守り、未来につなぐため、自然保護の啓蒙(けいもう)などを通じ創設に取り組む。
○中学生・高校生のバス通学無料化をすすめる
家庭の経済環境にかかわらず、子どもたちが安心して学業に励むための支援が早急に必要なことから無料化に取り組む。
○公的施設への「放課後児童クラブ」設置を推進
子どもたちが健やかな環境で安心して放課後を過ごせるよう、市町村や学校と連携し設置をすすめる。
○子育て世代包括支援センターを全市町村に設置
母子手帳の交付から、妊娠、出産、就学前の子育てを切れ目なく支援する。
(県民の覚悟とともに貫く三つのNO)
1、辺野古新基地建設・オスプレイ配備 NO
2、不当な格差 NO
3、原発建設 NO
(県民の誇りとともに歩む新時代沖縄の理念)
▼アジアのダイナミズムを取り入れ、市場が認める沖縄の高い発展可能性を顕在化させ、誇りある豊かさを実現する理念の下、日本経済をけん引する新たな振興計画を策定する。
▼沖縄21世紀ビジョンの平和で自然豊かな美(ちゅ)ら島などの真の理念を実行する。
▼建白書で大同団結し、普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念、オスプレイ配備撤回を強く求める。そして、あらゆる手法を駆使して、辺野古に新基地はつくらせない。