2018年8月22日(水)
東電は故郷奪った
いわき避難者訴訟口頭弁論
地裁支部
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福島県富岡町、楢葉町などの住民が東京電力福島第1原発事故での避難生活に伴う慰謝料やふるさと喪失の被害回復と賠償を求めた、福島原発いわき避難者訴訟第3陣(第1陣は昨年3月判決)の第3回口頭弁論が21日、福島地裁いわき支部(名島亨卓裁判長)でありました。
富岡町からいわき市に避難している男性(64)が意見陳述しました。
男性は小中学校の事務職員を58歳まで務めてきました。退職後、自然豊かなふるさとで田畑を耕し、穏やかに暮らしてきたことを陳述しました。
「生まれ育ったところを(原発事故で)離れなければならなくなった」と、ふるさとを奪われた悔しさを語りました。
原告代理人は、原告が受けた被害は、天災によるものではなく、被告の東電がやるべくことをやっていなかったことが原因であると主張しました。