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2018年8月14日(火)

西日本豪雨 かんきつ農地復旧を

松山市興居島 党県議ら要望聞く

 西日本豪雨災害で甚大な被害となった愛媛県松山市興居島(ごごしま)のかんきつ農地。10日、日本共産党の田中克彦県議と杉村千栄松山市議がJAえひめ中央北部営農支援センターの城戸一也指導員の案内で島内の由良(ゆら)町を視察し、被害の状況や要望を聞きました。林紀子党県委員長が同行しました。

 豪雨による土砂崩れで、各所で農道が寸断され、園地に水を届けたり排水するパイプも破断し、大量の土砂に埋もれたままです。JA職員らを動員して応急処置をしたものの、復旧のめどは立っていません。一見、青々と茂っているように見えるイヨカン、紅まどんな、せとか、デコポンなど各品種の農地にも土砂が入り込んでいます。城戸氏は「このままではいつまで持つか。時間の問題」と言います。

 11月には、島でイヨカンに次ぐ出荷量の紅まどんなが初出荷の時期を迎えます。園地に入る道を確保し、摘果したものを道まで運び出すルートと手段を回復・確保して、出荷を実現させる手だてが急がれます。

 国や自治体の支援をきめ細かく強化するとともに、強い要望が寄せられている行政手続きの簡素化は切実です。事後報告や、さかのぼっての補助金請求も認めるなど柔軟な対応を実現させ、一日も早い復旧が求められています。


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