2018年8月12日(日)
西日本豪雨 被災手続き「難しい」
島根・江津の被災者 大平氏に訴え
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日本共産党の大平喜信前衆院議員は11日、西日本豪雨で被災した島根県江津(ごうつ)市、川本町、美郷町の被災者を訪ねました。多田伸治市議、山口節雄・川本町議、中原保彦・美郷町議らが同行し、「ご要望があれば何でも伺います」「暑いのでお体に気をつけてください」と励ましました。
江津市で酒屋を営む男性(69)は自宅兼店舗の1階が水に漬かりました。住宅として大規模半壊と認定され、国の被災者生活再建支援の対象となっています。しかし、商店を続けていくための保障には不安を抱えています。
豪雨によって、冷蔵庫は横に倒れ、酒瓶の多くが割れました。「ビールサーバー、ガスボンベなど商売に必要なものをすべてそろえると、相当な額になります」。被災関連の書類手続きを行政が行わないことに不満を示し「被災者はただでさえパニックで何をしていいかわからない。手続きを簡潔にしてほしい」と訴えました。
大平氏は「罹(り)災証明書だけ用意すれば、あとは行政が必要な書類を準備するよう、市や県、国に求めていきます」と応じました。
男性は「しっかり話を聞いてくれるのは共産党だけです」と述べ、大平氏に期待を寄せました。