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2018年8月6日(月)

やっぱり子育ては楽しい

悩みながら力合わせて 保育合研で分科会

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(写真)分科会で地域のすべての子どもの育ちを保障しようと話しあう参加者=5日、大阪府茨木市の立命館大学

 大阪府内で開かれている全国保育団体合同研究集会は5日、5カ所で61の講座やシンポジウム、分科会が行われ、理論や各地の実践を学び合いました。

 「保育園の子育て支援活動」の分科会。大阪府四條畷市の畷たんぽぽ保育園は地域新聞「こんにちは」を毎月3300部配り、支援室「つどいのひろば」や公園の「遊ぼう会」を知らせます。

 保健センターなどとも連携。「子どもを比べられるのが怖かった」と涙ながらに話す母親も来て、同園の一時保育につなげました。「私も『こんにちは』をもらって子育ての主人公になれた。お母ちゃんの力をつなげて一人ぼっちをなくしたい」と女性(47)は話しました。

 群馬県邑楽町の風の子保育園子育て支援室では、「子どもと遊ぶって楽しいと感じてほしい」と親子1対1のふれあいを大事にしています。上や下の子は支援室を卒業した「マミーズ」と遊びます。「口コミで町中のママが集えるようにしたい」と女性(49)は話しました。

 「小規模保育事業の現状と課題」分科会では4人が報告しました。小規模保育は子ども・子育て支援新制度の中で、待機児童の解消策として広がりました。対象は3歳未満までのため、その後の行き先探しが問題となっています。

 大阪府東大阪市の小規模保育園「どんぐりのおうち」の職員は、東大阪市の独自ルールについて紹介。3歳児を受け入れる連携園を持つことを小規模園の責任にしていることや、連携園が3歳児受け入れのためゼロ~2歳の受け入れを抑える矛盾が起きていることを批判。待機児解消のため認可保育所を増やす必要があると話しました。

 「職員全員がどのクラスの子のことも把握できアットホーム」「子どもの発達を親ともじっくり考えられる」など、参加者からは小規模ならではの良さの発言もありました。大阪保育研究所の杉山隆一さんは、小規模保育の役割とは何かを考え合うことで、小規模保育についてもよりよくしていくことが必要だと訴えました。


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