2018年8月4日(土)
広島・三原 体調・心配、親身に
共産党市議、避難所訪ね
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西日本豪雨で広い範囲に浸水被害が出た広島県三原市。災害から4週間となる3日、日本共産党の寺田元子三原市議は、同市本郷町の避難所3カ所を訪ね、避難所生活を余儀なくされる被災者の体調の変化や心配ごと、要望を聞きました。
7月7日朝、妻(75)と隣人と3人で“自主避難”したと言う男性(80)の家は、裏山の土砂が崩れ、農道も陥没、家半分に土砂が流れ込みました。「避難をしていて助かったけど、個人だけじゃあ何もできん」と避難後、痛み出したひざをさすりながら涙まじりに訴えます。
「みなし仮設住宅」に移ることを決めましたが、「はよう移りたいが、罹災(りさい)証明もまだ発行されてないし、それがすまんといかれない」といいます。
別の避難所では、「2階まで浸水し、どうにもならん。ローンは残っとるし」と不安そうな女性(68)は、持病があります。脳出血で入院し6月に退院した夫が、毎日家の片づけに帰っていると話します。寺田氏は女性の話をじっくり聞き、被災者支援の制度などを紹介。女性は、被災者支援策の拡充を求める共産党に期待を寄せました。
同町を流れる沼田川の中州には、豪雨で倒れた木や流木がそのままの状態で残されており、土砂が入り込んだ田んぼ、通行止めの道路などがありました。同市では、仮設住宅約30戸の建設工事が始まっています。
(広島県・宮中里佳)