2018年8月3日(金)
原水爆禁止世界大会国際会議 禁止条約発効へヒバクシャ署名を
共産党 緒方副委員長の発言(要旨)
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日本共産党の緒方靖夫副委員長が2日開幕した原水爆禁止世界大会・国際会議に出席し、第2セッションで発言しました。要旨を紹介します。
歴史的意義をもつ核兵器禁止条約にこれまで59カ国が署名し、14カ国が批准しています。核保有国が条約への敵意を示し妨害するもとで、重要な前進です。
今年の原水爆禁止世界大会は、諸国政府の代表と反核平和運動が共同して核保有国に核廃絶を迫る方針を意見交換するうえで、大きな意義があります。
各国に条約の署名・批准を迫るには、被爆者が全ての国に力強く呼び掛けた「ヒバクシャ国際署名」が重要です。条約採択の大きな原動力となり、核兵器廃絶の国際的合意を勝ち取るための道筋を示しています。この署名を世界中に広げ、情勢を主体的に切り開いていきましょう。
歴史的な米朝首脳会談と南北首脳会談では、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築を合意しました。北東アジアの平和への展望の一里塚に立ちつつ、それが確かな道になるようにたたかい続けることが、世界大会の新しい重要任務となっています。
和平への決定的な力は、諸国民の運動と世論です。戦争の瀬戸際だった米朝に新たな関係をもたらしたのは、「対話による解決」を求める諸国民の声の高まりでした。日本政府に条約への署名・批准と、憲法9条を生かして話し合いによる問題解決に進むよう求めていきましょう。
自国の運動に責任をもち、国際的な協力と連携を強めながら、新しい時代と世界と地域の平和を開拓していきましょう。