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2018年7月29日(日)

西日本豪雨被災地 ボランティア 希望届ける

来てくれた だから前向く

台風備え土のう積む 広島災対連 広島・坂町

写真

(写真)台風対策として土のうを積む災対連ボランティア=28日、広島県坂町

 広島県災対連は28日、西日本豪雨で大きな被害を受けた安芸郡坂町小屋浦地区で、住宅の土砂撤去や台風対策の土のう設置などのボランティア活動を行い、22人が参加しました。

 「台風でまた水が入ってこないか心配だ」と話す62歳の男性宅では、土のうを積む対策を取りました。男性は「片づけは1人、2人でできるものではない。ボランティアが応援してくれるから、やっと生活再建へ進むようになった」と話しました。

 男性(62)宅では、敷地内の土砂を取り除いたり、倉庫内の家財道具を運び出したりしました。新谷さんは胸のあたりまで床上浸水した痕が残っている家の壁を指さし、「ここに18年住んでいるが、こんなことは初めてだ」と言い、「どこから片づけていいか分からなかったが、ボランティアが来てくれて助かった」と話しました。

 作業した広島市安佐南区の男性(44)は「自分の家も建てたばかりで人ごとではない。被災者が住み続けられるよう、協力したい」と話しました。

 広島県災対連の川后(せんこう)和幸事務局長は「広範囲で被災し、1カ所にボランティアを集めることもできない。作業用の重機も集まらない。大変だが頑張りたい」と話しました。(嘉藤敬佑)


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