2018年7月27日(金)
ともに生きる社会へ
障害者殺傷事件2年 やまゆり園前で献花
相模原
相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件から26日で2年がたちました。園前に設けられた献花台には、犠牲者を悼み、二度と事件を繰り返させてはいけないとの思いを胸に多くの人が訪れました。
事件当時、息子の一矢さん(45)が重傷を負った尾野チキ子さん(76)=神奈川県座間市=は「2年といっても特に変化はないです。自分たちで何か目標を探していかなければ。今後の暮らし方で息子が24時間の支援を受け、1人暮らしできる事業所を市内で探していますが、みつからなくて…」と語りました。夫、剛志さん(74)は「やまゆり園に戻ることが前提での試みです。息子の判断で住むところを決めたい」。
献花台の脇には、「『意志疎通できない人などいない!』と思っています。…なかよし学級の子どもたちと、心がつながる楽しさや、うれしさを感じています」などと書かれた兵庫県内の小学校有志一同からの色紙が置かれていました。