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2018年7月23日(月)

参院比例予定候補駆ける

紙 智子 現 【活動地域】北海道・東北

いのち・食・農を原点に

 いのち・食・農を原点に、182日間の通常国会では、安倍内閣の「亡国の農政」と真正面から対決。安倍政権を終わらせたいと、1道6県を駆けめぐっています。

 紙議員が演説会で必ず訴えるのは、TPP(環太平洋連携協定)の問題と安倍政権が昨年、主要農作物種子法を廃止したことです。国が米、麦、大豆の生産・普及をはかるために都道府県を支援していた法律です。「廃止は大事な種子を民間企業に明け渡すもの。今国会に野党6党で種子法の復活法案を提出しました。実現に全力を尽くします」と力を込めます。

 訴えを聞いた宮城県の元農家の女性(78)は「紙さんにこれからも“農家の命”として活躍をお願いしたい」と期待を寄せました。

 参院議員を17年務める紙議員は、野党統一候補で当選した女性議員らと共同し与党と対決。森友・加計疑惑とTPP11の集中審議を実現しました。

 「鉄路は農産物の物流でも重要」と、参院農林水産委員会でJR北海道の路線存続問題を取り上げ、存続に国が責任を果たすよう迫りました。

 安倍政権が秋田、山口両県で建設を進める「イージス・アショア」問題では、秋田市の住宅街にある配備予定地を1、6月に視察しました。「北朝鮮問題が前に進んでいるのに必要なのか」「レーダーの電磁波が心配」という地域住民の声を聞き、沖縄北方特別委員会で配備撤回を迫りました。

 また、東日本大震災直後から被災地の声を国に届けています。

 復興特別委員会では、4割の業者が利用を辞退している「津波補助金」問題を追及。「自己負担率が上がり、資金繰りができない」など切実な業者の声をぶつけ、「制度のあり方を議論したい」と答弁を引き出しました。

 7月8日には、仙台市若林区で津波被害を受けた農地を調査。国のほ場整備事業で運び込まれた土に石が大量にまざって農機具が壊れたといいます。農業が再開できないという農家から話を聞き、国に調査を求めました。


 かみ・ともこ 1955年札幌市生まれ。現在参院議員3期。参院農水委員会理事、沖縄北方問題特別委員会、東日本大震災復興特別委員会。党常任幹部会委員、党農林・漁民局長。


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