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2018年7月22日(日)

日本共産党国会議員団総会

志位委員長のあいさつ

 日本共産党の志位和夫委員長が通常国会の事実上の閉会日となった20日の党国会議員団総会で行ったあいさつは次の通りです。


写真

(写真)あいさつする志位和夫委員長=20日、衆院第2議員会館

 参議院ではこれから重大なたたかいを控えていますが、事実上の閉会日にあたりまして、この時点で、一言あいさつを申し上げます。

内閣不信任案共同提出――国民の怒りと批判にこたえた大義ある行動

 本日、衆院本会議では、6野党・会派が共同して安倍内閣不信任決議案を提起してたたかいました。採決の結果はご承知の通りでありますが、この野党の行動は、安倍内閣に対する多くの国民の怒りと批判、政治を変えてほしいという願いにこたえた、大義ある行動だったと確信をもって言いたいと思います。(拍手)

「カジノ実施法案」――反対貫き、実施させないたたかいに全力をあげる

 参議院ではこれから行われる本会議で、「カジノ実施法案」をめぐって激しいたたかいとなります。日本共産党は、この「究極の売国法案」に対して、最後まで堂々と反対をつらぬいて頑張り抜きます。(拍手)

 同時に、仮に法案が強行されたとしても、たたかいはそれで終わりません。法の仕組みからいって、自治体による国への「申請」がなければ、ことが始まりません。仮に法案が強行されたとしても、この悪法を実施させないたたかいに、全力で取り組んでいきたい。そうした決意を含めて、頑張り抜こうではありませんか。(拍手)

論戦で国会をリード――「安心して託せる」と内部資料の提供が

 さて、安倍政権の数々の悪行に対する告発は、さきほどの内閣不信任案に対する賛成討論でも述べました。

 私は、ここでは、この国会を振り返って、わが日本共産党国会議員団が果たした役割について述べておきたいと思います。

 第一に、論戦で国会をリードしたことであります。森友・加計疑惑、「働き方改革」一括法、カジノ実施法など、この国会で焦点となったどの問題でも、わが党が展開した論戦は、安倍政権を追い詰めるうえで大きな貢献となりました。

 森友・加計疑惑では、日本共産党に次々と内部告発が寄せられ、国会論戦でわが党は、それをもとに安倍首相を追及し、メディアでも大きく取り上げられました。わが党に内部資料を寄せてくれたある方は、「国会の追及を見ていて、御党なら資料を安心して託すことができる」と語りました。わが党の追及の姿勢がこのように評価され、情勢を動かす力を発揮したことは、誇るべきことではないでしょうか。(拍手)

 「カジノ実施法案」をめぐっても、今日の不信任案への賛成討論を行っていてたいへんに印象的だったのは、私が、この法案を「究極の売国法案」と指弾したところで、野党席全体からどっと拍手が起こったことです。この法案が、米国カジノ企業の「ひも付き法案」だという論点は、わが党が先駆的に追及したことですが、それが野党全体の追及点となり、メディアも動かし、相手を追い詰めているということも、大いに確信にしていいのではないでしょうか。(拍手)

市民と野党の共闘の発展に貢献――「共産党いるから手ごわい」と与党幹部

 第二に、市民と野党の共闘を発展させるうえでも、日本共産党の一貫した姿勢が大きな貢献となったということです。

 この国会は、安倍政権のもとで、改ざん、隠ぺい、虚偽答弁、ねつ造、圧力、セクハラ、シビリアン・コントロールの崩壊など、民主主義を土台から壊す戦後かつてない異常事態が引き起こされました。

 同時に、これに対抗して、野党の国会共闘は画期的な前進をとげました。

 毎週水曜日の野党国対委員長連絡会(野国連)の開催を軸に、野党の緊密な協力態勢が構築されました。「野党合同ヒアリング」は、11テーマ、今日までで累計118回に及び、大きな威力を発揮しました。「野党合同院内集会」は、計8回、節々で開催されました。「原発ゼロ基本法案」「被災者生活再建支援法改正案」など共同提出した法案は20本に及びました。

 これらの国会共闘を支え、前進させるうえで、日本共産党は大きな役割を果たしました。ある与党幹部は、「野党共闘は共産党が加わっているから手ごわい」と語りました。ブレることのない国会対応を貫いてきた日本共産党が共闘のなかでしっかり頑張っている、これが与党にとっての最大の脅威となっている。「手ごわい」という相手の言葉は、私たちにとっての最良のほめ言葉ではないでしょうか。(拍手)

共闘の力で勝ち取った二つの大成果――裁量労働拡大削除、9条改憲発議を阻止

 私は、こうした野党の国会共闘と、国民運動の連携した力で、この国会で二つの大成果を勝ち取ったことを確認したいと思います。

 一つは、政府の「働き方改革」一括法から、裁量労働制の拡大を削除させたことです。政府が、その国会の最大の目玉と位置づけた法案から、主要部分の一つを削除させたというのは、これまでにない出来事であり、まさに市民と野党の共闘による大成果だと確認ができるのではないでしょうか(拍手)。この大成果に確信を持って、「残業代ゼロ制度」の廃止のための新たなたたかいに取り組もうではありませんか。(拍手)

 いま一つの大成果は、安倍首相が執念を燃やしている憲法9条改定の国会発議を、この国会では水際で阻止したということです。安倍首相は、施政方針演説で「与野党の枠を超えて建設的な論議」をと呼びかけ、公然と改憲論議の加速化を表明しました。しかし思惑通りには進まなかった。(安倍9条改憲阻止の)「3000万人署名」が大きく広がりました。それに励まされて、6野党・会派は「憲法を守らない安倍政権には憲法を論議する資格がない」というところで、結束して対抗しました。

 その結果、今国会の憲法審査会の開催は、衆議院ではわずか2回。合計6分弱しか審査会を開くことはできませんでした。この通常国会では、まさに水際で、相手の策動を撃退したのであります。「今年中に発議」という彼らの思惑に大きな打撃を与えることができた。このたたかいを確信にして、9条改憲策動を、「3000万人署名」を集めきって、葬り去るまで頑張り抜こうではありませんか。(拍手)

参院選と統一地方選の躍進へ――「党勢拡大特別月間」の先頭に

 国会は今日で事実上の閉会となりますが、参議院選挙と統一地方選での躍進を目指すたたかいは、これからがまさに勝負どころになってきます。

 9月末までの「党勢拡大特別月間」を必ず成功させる、さらに来年の参議院選挙を前回時比で3割増の党勢でたたかい必ず躍進を勝ち取る、衆参の国会議員団がそのたたかいの先頭に立って頑張り抜くことを誓い合ってあいさつといたします。(拍手)


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