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2018年7月12日(木)

日本共産党創立96周年記念講演会

来賓のあいさつ

 11日に開かれた日本共産党創立96周年記念講演会で、総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さん、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」呼びかけ人の中野晃一さんが行った来賓あいさつ(要旨)を紹介します。


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(写真)高田健さん

共闘こそ新しい政治への道

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表 高田健さん

 96年にわたって、戦争に反対し、働く者の立場から社会の変革をめざして、うまずたゆまず奮闘されてきたすべての共産党員のみなさまに心からの敬意と連帯のあいさつを申しあげます。

 「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」は、2014年12月に結成されました。安倍晋三首相が企てる「戦争法」と「戦争のできる国」に反対して、この戦後史的な岐路に際して従来の運動圏にあった対立と分岐を乗り越え、画期的な共同を実現する機関として発足し、今日、なおたたかい続けています。

 残念ながら、国会の多数を握る与党によって戦争法は強行成立させられました。その後、あらたに「市民連合」が結成され、「市民と立憲野党の共同」のスローガンをかかげ、国会外での「市民の非暴力の直接行動」と合わせ、車の両輪のたたかいで政治を変えようとたたかってきました。

 この運動の過程で私たちがつかんだ確信は、市民と立憲野党の共闘を発展させることこそ、この戦後政治史上、まれにみる戦争と反動、腐敗の安倍政権を退陣させ、新しい政治を実現する道につながるというものです。

 一口で「共闘・共同」といいますが、そんなに簡単なことではありませんでした。共同が長期にわたって容易に実現できなかった過去の歴史をみても、壮大な政治を変える力をもった共同を実現するためには、たくさんの市民の熱意と、たたかうすべての勢力の決意と、相互のリスペクトが必要だと思います。この戦後史上最悪の安倍政権を倒し、政治を変えるという大きな目標のために、大義のために違いを留保し、お互いを尊重しながら連携するということでした。共同こそ力、団結こそ力だと思います。

 安倍首相は第1次内閣以来、「戦後レジームからの脱却」と称して、平和憲法を敵視してきました。改憲派にとって、安倍首相は最後の切り札でした。しかし、すでに安倍政権はボロボロです。あと一押し、二押し、私たちの力が必要です。お互いに頑張りあって、運動を大きく前進させたいと思います。

 安倍首相が「国難」と叫んで改憲の口実にしてきた朝鮮半島の危機は、南北首脳会談と米朝首脳会談を契機に、いまや対話による平和へと大きくかじを切りました。時代は大きく変わりつつあります。戦争法と改憲はもはや時代遅れです。

 改憲を阻止して安倍政権を倒すか、あるいは安倍政権を倒して改憲を阻止するかです。私たちは安倍改憲ノーの「3000万人署名」をはじめとする全国の津々浦々での市民の行動を大きく発展させて、これを実現したいと思います。

 この19日に、総がかり行動実行委員会は「安倍政権の即刻退陣を要求する国会前大行動」を開催します。この行動の成功を勝ち取り、さらに共同を広げて安倍政権の退陣を実現するため、あらためてこの場をお借りしてご協力をお願いし、ごあいさつにかえたいと思います。

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(写真)中野晃一さん

大きなうねりへ手を携えて

安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合呼びかけ人 中野晃一さん

 共産党の96年記念を心よりお祝い申し上げます。「市民連合」の呼びかけ人の一人としてごあいさつにお招きいただきました。

 正直、本当に心がふさぐような思いで毎日過ごしています。西日本豪雨災害の被害、その前にも大阪での地震被害もありました。

 一方で、与党・自民党、公明党の不真面目極まりない態度があります。(オウム事件での)死刑執行の前夜に宴会を行い、それは同時に西日本豪雨災害が始まる中でした。被害がどうにもならなくなるまで安倍首相は外遊するつもりでいた。国会ではカジノ実施法案や、参院選挙制度改革といって完全に自己都合の形で議席を増やそうとしている。こちらがどうしたらブレイクスルー、この状況を打開できるのかと、正直、うつうつと悩んでいます。しかし、今日お招きいただいて、これまでのみなさんのご活躍や、いま私たちが何とか踏みとどまってたたかっているということを踏まえないと前には進めないと考えていました。

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(写真)志位和夫委員長の記念講演を聞く参加者=11日、東京都中野区

 昨年10月の選挙も大変な状況となり、野党共闘も一時は完全に壊れたと思いました。何しろ政策協定した政党が翌日になくなる、正直目の前が真っ暗になりました。そこで共産党は身を切るように、候補者を取り下げながら共闘の形を何とか保ってくれた。私たちのたたかいを支えてくださったことに、あらためて感謝申し上げたいと思います。

 このような状況の中で、怒り続けることが正直しんどいという人が多いと思います。憲法を守れと平日の忙しい中、国会の前で叫んでいるだけでもしんどいのに、最近はうそをつくなと叫びに行かないといけない。あまりにもレベルが低いことをわざわざ言いに行かないといけないのかとげんなりします。

 みなさんの中には、怒りを共有したいと思ったのに、「今そういう気分ではない」と言われ、がっかりした経験があるかもしれません。

 安倍首相は自民党総裁選の3選を思い描いているようですが、この間の災害の対応でいかにもひどいということ、このことに今までうんざりしていた人たちも声を上げないといけないと再び思い返している人もいると思います。

 そういう人たちも巻き込んで、あるいはどうやってこの社会を前に進めていくのかということを、暮らしの面でも自由で豊かな社会をつくる。それぞれが自分が生きたいように生きる社会をどうやってつくるのか、このことについて議論して、発信していくこと、その中で大きな共闘をつくっていくこともやはり必要だと思います。

 そのためにはやっぱりみなさんが必要です。ぜひ、また、一緒に大きなうねりをつくれるように、手を携えて頑張っていきたいと思います。


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