2018年7月10日(火)
6野党・会派 政府は最優先で豪雨被害対応を
菅官房長官「しっかり受け止める」
日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の大塚耕平代表、無所属の会の岡田克也代表、自由党の小沢一郎代表、社民党の又市征治党首の6野党・会派党首は9日、そろって首相官邸を訪れ、2018年7月豪雨災害についての安倍晋三首相あての緊急の申し入れを行いました。
6野党・会派党首の申し入れには、菅義偉官房長官が応対。6野党・会派党首は、行政府、立法府が一体となって取り組む態勢を整え、関係大臣は災害対応に全力で取り組むよう求める申し入れを菅官房長官に手渡し、各党党首がそれぞれ発言しました。
志位氏は「災害の深刻性、重大性を鑑みて、行政府・立法府が一体となって災害に取り組む態勢を整えてもらいたい。政府においては、総理をはじめ、防災担当大臣、国土交通大臣など関係大臣が災害対応に最優先にあたってもらいたい」と述べました。
菅官房長官は「申し入れはしっかりと受けとめて対応する」「救急・救命は当然力をつくしたい」と発言。国会の対応については「国会のことは、国会で対応をお願いしたい」と述べました。
申し入れ後、記者会見した志位氏は「私どもの申し入れの趣旨は先方に伝わったと思う。ぜひ野党の申し入れの内容を踏まえた対応を求めたい」と強調しました。
また、記者団から災害を受けて安倍首相が外遊を取りやめたことについて問われ、「昨日の段階で、わが党も、小池晃書記局長を中心に災害対策を政治の最優先課題に据えて政府に責任を果たすよう求めることを提起し、それぞれの党とも相談してきた。総理の外遊は中止すべきだと提起しており、外遊中止は当然の判断だ」と述べました。
さらに、志位氏は、政府・与党の国会対応について問われ、「総理、防災担当大臣、国土交通大臣などの関係大臣は最優先で災害対策に当たるよう野党が申し入れた線で考えれば、おのずと答えは出てくると思う」と述べました。