2018年7月7日(土)
不当連行に勝った
3000万人署名運動 弾圧はね返す
東京・小金井 報告集会開く
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東京都小金井市で「小金井警察署 3000万人署名不当連行事件から3人の市民を守る会」は5日夕、小金井署が5月30日に弁護人に「これ以上の捜査はしない」と通告し、書類送検や微罪処分も行わないことを表明したことをうけ、勝利報告集会を開きました。
同事件は、3月31日に市民が「安倍9条改憲NO!3000万人署名」の訪問・対話活動を行っていたところ、警察官が「住居侵入」を口実に3人を強制的に連行し、取り調べを行ったもの。
集会で千葉良信世話人代表は、「何としても3人を守らねばと思い、抗議集会などに取り組んだ。弁護団や国民救援会をはじめ、幅広い人と守る会の活動が広がった。みなさんの協力に感謝したい」と語りました。
弁護団の長尾宜行弁護士は、警察の不当性・異常性を厳しく批判し、3000万人署名運動への攻撃だと指摘。同時に「市民の運動が警察権力の牙をへし折った画期的な勝利だ。今後同様の事件が起こっても、それをはね返す力を身につけたことに確信を持とう」と話しました。
不当連行された市民も「たくさんの応援に励まされた。引き続き3000万人署名を頑張りたい」(70歳女性)、「2カ月間のたたかいは大変だったが、民主主義を守る勝利だ」(81歳男性)など感想を語りました。