2018年7月6日(金)
犯罪組織よびこむ
カジノ法案 合同ヒアリング野党が追及
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カジノ法案の慎重審議を求める野党合同ヒアリングが5日、国会内で開かれました。日本共産党からは塩川鉄也衆院議員、辰巳孝太郎参院議員が出席しました。
カジノ実施法案の本質は賭博罪の違法性の阻却(そきゃく=取り外すこと)にすぎないこと、米国など海外のカジノ事業者が深く関与し利権をねらうものであることなど、各党が同法案の問題点を厳しく追及。政府のカジノ推進本部の中川真事務局次長が説明にあたりました。
塩川氏は、政府のカジノ推進会議に提出された資料にある「中国では…VIP顧客(高額の賭けをする客)が返済できない場合は、三合会など香港の犯罪組織と結託し、当該VIP顧客を監禁し、家族が支払うまでは解放しないという事例がある」という記述をめぐり、「犯罪組織の関与が予想されるようなビジネスを新たに始めるのか」と追及しました。
中川次長は「事実を確認できない」「違法な行為には免許取り消しなどの処分でのぞむ」などと回答するにとどまりました。