しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月24日(日)

共闘でこそ安倍政権倒せる 強く大きな党を何としても

青森 志位委員長が訴え

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(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=23日、青森市

 来年の参院選、統一地方選での躍進をめざし日本共産党青森県委員会は23日、志位和夫委員長を迎えた演説会を青森市・青森市民ホールで開きました。1、2階席ともいっぱいとなり、あいさつなどで幅広い市民が「ぶれない共産党が力を出して」と強い期待を表明。志位氏は、国内外ともに大激動のなか、日本共産党の値打ちが光っていることを、(1)安倍政権と厳しく対決を貫く(2)市民と野党の共闘をすすめる(3)道理にたった平和外交で世界に働きかける――の三つの角度で語り、「共闘でこそ安倍政権を倒せます。共産党躍進こそ共闘を発展させる最大の保障であり、強く大きな党がどうしても必要です」と訴え、盛大な拍手と声援がわき起こりました。

 紙智子参院議員(比例)、斎藤美緒青森選挙区予定候補や県、市議選予定候補らがそろって決意表明。紙氏は、野党の共闘で加計疑惑や安倍農政を追及してきたとし、「亡国の農政、安倍政権を葬り去り、安心できる農政に切り替えよう」と訴えました。

 高橋千鶴子衆院議員が訴えました。

 来賓として県社労士会政治連盟の榊秀雄会長、元青森放送アナウンサーの大竹辰也氏があいさつ。国民民主、社民両党の県連がメッセージを寄せました。

 志位氏は、安倍政権が「働かせ方大改悪」法案やカジノ実施法案を力ずくで通すために、国会会期延長を一方的に決めた暴挙を強く批判。いよいよ深刻となった森友・加計疑惑の徹底究明に最優先で取り組むとし、この間、日本共産党が森友疑惑で内部文書を暴露し、首相の妻の安倍昭恵氏の関与疑惑がいよいよ深刻となったと指摘。また加計学園が、加計孝太郎理事長と安倍晋三首相との面会について全て職員の“作り話”とし、「減給処分」にとどめたことを挙げ、「事実なら首相の名を勝手に語ってウソをでっちあげたことになります。『減給』ではなく獣医学部認可を“返上”すると言わないといけない大問題です。加計氏の証人喚問はいよいよ避けて通れない」と述べました。

 安倍政権が疑惑にフタをしたまま強行を狙う一連の悪法は、根拠が崩れているとし、「最後まで廃案のために頑張り抜きます。国会に怒りの声を集中してください」と呼びかけました。

 志位氏は「野党が市民とともに大義の旗を掲げ、結束してたたかえば安倍政権を倒せます」と述べ、国民運動での新たな共闘の発展について、(1)憲法9条改定反対(2)原発ゼロ(3)辺野古新基地阻止―の三つの分野で報告。内政も外交も行き詰まった安倍政権が、9条改憲だけは絶対に諦めようとしないもとで、「野党の憲法に対する姿勢はさまざまであっても、安倍9条改憲反対で一致しています。この一点で共闘を広げに広げ、『3000万署名』を集めきり、安倍政権もろとも9条改憲を葬り去ろう」と呼びかけました。

 米朝首脳会談での歴史的な合意に心からの歓迎を表明し、日本共産党が「対話による平和的解決」を一貫して求め続け、「いま起こっている歴史的な平和のプロセスへの一つの貢献になりました」と述べました。平和の激動の根本には、各国民衆の平和を求める世論と運動があると強調。さらに、日本共産党が米国を「複眼」でとらえて働きかけてきた根本には綱領の世界論があるとし、「綱領の生命力が、大激動の中で力を発揮しています」と熱く語りました。

 志位氏は、参院選の比例で「850万票、15%以上」に本気でとりくみ、共産党躍進の大きな流れをつくり出そうと訴え、青森での「9万票、15%以上」という目標の意義が、(1)自民党政治を終わりにして新しい政治をつくる(2)統一地方選躍進の土台―であると述べました。青森県政の最大の問題点は、「国策従属の県政でいいのかだ」とズバリ指摘し、米軍三沢基地、原子力施設の集中の問題に言及。米軍F16戦闘機の超低空飛行訓練停止と撤去を求めているのは共産党だけだとして、「共産党躍進で、国策従属から抜け出し、県民の命と暮らし第一の県政をつくろう」と呼びかけ、盛大な拍手と声援に包まれました。


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