2018年6月23日(土)
井上氏“悪法通さぬ”
25日、参院予算委で集中審議
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参院予算委員会は22日の理事懇談会で、25日に「内外の諸情勢」をテーマとして、安倍晋三首相出席の集中審議を行うことを決めました。日本共産党など野党側は、森友・加計疑惑をめぐり、加計孝太郎加計学園理事長らの証人喚問を要求。与党は検討すると述べるにとどまりました。
野党側は、25日の集中審議に外遊中の河野太郎外相の出席が得られないことから、北朝鮮問題などの外交問題については、外相が出席する審議が別途必要だと主張しました。
理事懇に先立ち、自民、国民民主両党の参院国対委員長が会談し、26日に厚生労働、内閣両委員会で安倍首相出席のもとで質疑を行うことを合意。自民党は「働き方改革」一括法案と環太平洋連携協定(TPP11)関連法案の採決を提案しましたが、国民民主党は拒否しました。また、27日に党首討論を行うことでも合意しました。
参院野党国対委員長は22日会談し、日本共産党の井上哲士参院国対委員長は「両法案の審議は尽くされていない。26日の採決などさせないための対応が必要だ」と述べました。立憲民主党も採決は許されないと表明しました。