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2018年5月30日(水)

改ざん「悪質でない」 麻生氏が暴言

衆院委

 麻生太郎財務相は29日の衆院財務金融委員会で、学校法人「森友学園」との国有地取引をめぐる決裁文書の改ざん問題について、「少なくとも、バツをマルにしたとか、白を黒にしたというような、いわゆる改ざんとかいった悪質のものではないのではないか」などと答弁し、事態を軽視する重大な認識を示しました。立憲民主党の川内博史氏への答弁。(関連記事)

 川内氏は、公文書改ざん問題について財務省が今後作成、提出する報告書の表題や記述では、「書き換え」ではなく、「改ざん」という表現を使うべきだと主張。これに対し麻生氏は、問題の重大な答弁を行ったうえで、「答弁に合わせて書き換えたというようなことが全体の流れだ」などと発言しました。

 一方で麻生氏は、「小さな話であろうと、大きな話であろうと、少なくとも決裁が下りた文書を書き換えるとかすり替えるとか差し替えるという状況は、極めて由々しきこと」だとして、「深くおわびを申し上げなければならない」とも述べました。

 これに対し川内氏は、一業者との関係ではなく、国民、国会との関係では悪質で重大な問題として捉えるべきだと主張し、麻生氏の姿勢を批判しました。


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