しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月28日(月)

首相の進退にかかわる

紙氏 加計新文書への認識ただす

 日本共産党の紙智子議員は22日の参院農水委員会で、愛媛県が同委に提出した学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる官邸や学園などとの面会記録に関し、「事実であれば、総理が国民と国会を欺いてきたことになる。(首相の)進退にかかわる問題だ」と指摘し、同学園の関係者が出席する集中審議の実施を要求しました。

 紙氏は、3年前の4月2日、柳瀬唯夫元首相秘書官が加計学園の関係者らと面会した際、農水省から出向していた内閣参事官が同席していたことに関し、「出向者が関与していた疑いもある。聞き取りをすべきだ」と迫りました。

 斎藤健農水相は、本人に直接確認したとして「『具体的なやりとりは記憶に残っていない』とのことだった」と述べ、記録については「特段コメントはない」と述べるにとどまりました。紙氏は「この問題を解明しないまま法案の審議だけ進めるなど、もってのほかだ」と批判しました。


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