2018年5月25日(金)
TPP関連法案 審議尽くせ
衆院本会議 強行に抗議
国会前で市民唱和 「亡国政治とめよう」
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アメリカを除く11カ国の環太平洋連携協定(TPP11)関連法案が衆院本会議で採決が強行された24日、市民団体の「TPPプラスを許さない!全国共同行動」は、「審議を尽くせ」と衆院第2議員会館前で抗議しました。
参加者は、本会議のTPP審議にあわせ、「くらしを壊すTPPはいらない」「亡国政治今すぐ止めよう」と国会に向かってこぶしをあげました。
日本共産党、立憲民主党、国民民主党、無所属の会の議員による反対討論が紹介されると、議員名もあげて「頑張れ、頑張れ、みんながついてる」と声を強めました。
関連法案は、農林水産産物の関税を削減・撤廃、著作権や特許権の延長など10本が一括されています。農民運動愛知県連合会の伊藤政志会長は、TPPによる打撃を心配して、稲作や畜産、茶の農家が生産を縮小し野菜に転換する動きがあることを紹介、「野菜もだぶつき暴落する。地域が疲弊する。ふるさとがなくなる。TPP賛成の議員は、責任がとれるのか」と批判しました。
同行動の呼びかけ人の山田正彦弁護士・元農水相は、「こんな理不尽なことがあってはならない。次の世代のため、参議院での廃案にむけて頑張ろう」と訴えました。